太田記念美術館

明治神宮駅から表参道を歩き、裏通りに少し入った住宅街に佇む「太田記念美術館」。全国の浮世絵ファンには有名な美術館です。

「太田記念美術館」は、かつて東邦生命保険相互会社の社長を務めていた、

五代 太田清藏が収集した浮世絵コレクションを大勢の方々に公開するために設立された美術館です。

今回は幕末から明治にかけて活躍された「月岡 芳年 血と妖艶」と題し

「月岡芳年」の美人画の代表作「風俗三十二相」や私の大好きな「月にまつわる故事や伝説を描いた「月百姿」、残虐な殺戮場面を描いた「血みどろ絵」等の代表作の展示。

浮世絵に初めて血を描いた人です。当時は血を描く事はタブーとされていて当初は「血みどろ画」と呼ばれ今ほど評価はされなかったそうです。画を観ていると、血を流した人の横で佇む人の怨念や怒り、感情が伝わってくることが表情から読み取れます。

美人画の「風俗三十二相」は吉原の妖艶な遊女たちの日常を描いていてこのシリーズも表情が豊かで、遊女たちの男を誘う目は、正に妖艶!!!

「月百姿」は個人的には大好きで、全ての画に月が書かれていますが、月の光と共に、美しさや、寂しさ、悲しさ、時には喜びが月と共に画かれています。川の流れに映し出された月の魅力は「月岡 芳年」の魅力でも有る様に思います。

 

当たり前ですが、こちらの美術館も撮影禁止でした。

お薦めの美術館です。

〒420-0035 静岡県静岡市葵区七間町16-10

TEL:054-254-2919 定休日:水曜

 〒104-0061 東京都中央区銀座7-2-20 山城ビルB1

TEL:03-6274-6773 定休日:第1・第3土曜/日曜/祝日