宮城県は2回目、前回は仙台の街や青葉城址、松島と回りましたが今回は、「石巻」。石ノ森章太郎の生まれ育った?(諸説有)街。
石巻の駅周辺では至る所に石ノ森章太郎のキャラ達のオブジェが有りマップを貰い完全制覇を目指します。
又、東日本大震災でも津波の被害も有った場所。
「津波伝承館」にも行ってみたい。静岡で生まれ育った私的には地震は小さい頃から「東海地震」、今では「南海トラフ地震」も騒がれています。あれだけの大災害ですから日本人のみならず、世界中の人達が悲しんでくれ、心配してくれたと思いますが静岡人にとっては決して他人事では有りません。
「石ノ森章太郎記念館」では好きなイラストレーターの「中村 佑介展」も開催されていて見所満載な旅に成る事間違いないでしょう!!!
きっと皆さんもこんな感じのイラストを何処かで観た事が有るのでは?
「中村 佑介展」、石ノ森章太郎記念館の中で期間限定で開かれていて今回、石巻への旅もこの時に合わせて決めました。
教科書や「浅田飴」の缶のイラスト、CDジャケット等幅広い人気のイラストレーターです。
背景は花札をモチーフにした物や大正時代を思わせる様な着物、そして女性が強く描かれている。
大正~現代の女性を「サッパリした色気」と私は感じています。女性の顔に色をあまり付けないのは、色を付ける事によって感情が表れてしまう、彼の描くイラストはそれをなくしたいようです。
懐かしさと、色気、強さ、温かさの有るイラストが昔から好きです。
みやぎ東日本大震災津波伝承館、宮城県石巻市に震災の記憶と教訓を伝える施設として創られたようです。
広大な広場にガラス張りの建物!着いての感想は、広大な敷地にガラス張りの建物、河川敷を整地して芝を植え建てられたんだろう?と安易に。中に入って館の方から説明を受け驚愕!!!「今は綺麗に整地されているけど少し前までは瓦礫の山だったんだよ」と。「こちらに来て観てほしい写真が有るから」、震災前の航空写真が2枚並んでいました。この広大な広場に観えた場所には普通の街並みが有りました。全てが津波で流されてしまっていました。写真を観て愕然としながら涙が止まりませんでした。この場には私達が普段暮しているのと同じ日常が有ったのです。家が立ち並び商店も有り人々が行き来する日常が。津波の恐ろしさと災害の残酷さを思い知る事が出来ました。説明してくれた館の方にお礼を言うと「あそこに学校の建物が有るから寄って御覧。」と。
廃校かな?と歩きながら進むにつれ「えっ」っと思わせる光景が眼に!大川小学校、津波伝承館もそうでしたが、この場所は北上川の河川に近い場所。津波が押し寄せガラスが割れた校舎をそのまま保管して在りました。屋上に上がれると聴いていたので上がってみると机や椅子が散乱。少しでも高い場所にと聖徒たちが教室から運んだようです。こんな高さまで津波が・・・・・。校舎の後ろは山、逃げ場が無かったのでしょう。自分は静岡に生まれ静岡で育った、小さい頃から「東海大地震」が必ず来るからと地震の避難訓練は嫌と言うほど経験してきました。けど本当にその時に冷静な判断ができるだろうか?この校舎の後を観て思いました。
そして手を合わせる事しかこの地で出来ませんでした。唯々、涙があふれて。
東北歴史博物館、特別展示も有り、開館の少し前に着きましたが、チケットを購入するまでに凄い行列でした。
中には東北の歴史を感じさせる様々な文化が揃っていました。昔の暮らしや秋田の「なまはげ」に似たような物も東北の他の県でも呼び名は違えど同じ様な風習が有り面白かった。お菓子屋さんのガラスのショーケースも懐かしく感じました。今では冷蔵ショーケース・冷凍ショーケースですが昔は常温。正に見せる為だけのショーケース。
ジブリアニメに出てきそうなキャラクターに似たものがイッパイでした。
次回も、お楽しみに~!まだまだ、「野田 亨の放浪記」続きま~す!